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主要情報
多重交錯世界《ターミナル》
(2009/10/1)
『扉の塔』と『扉の園』を有し、異世界と繋がる門を多数持つ世界。
現在確認されている地域では気候は温暖で四季がある。
測量の結果惑星と見られており、総合的に地球型の生命体に適した環境である。
一年は約365日。1日は24時間で定義できる。
この世界を訪れた者からは大気成分が合わないという例は確認されていないため、
逆説的にこの世界では生きられない者は訪れる事ができないと考えられている。
扉の塔・扉の園
(2010/1/2)
街のど真ん中にそびえ立つ全長約6Km、周囲約9.5Kmにもなる巨大な塔。
外壁のいたるところに大小さまざまな門がくっついており、その全てが異世界と繋がっているとされている。
また1Fには内側に入れる扉が開いており、内部はらせん状の階段で頂上まで続いている。途中にフロアは確認されておらず中心は吹き抜け構造。その巨大さのためドラゴンでも内部を飛翔して移動できる。また床の中心には穴が開いていてサンロードリバーまで続いている。
塔自体は石を組み合わせたようにも見えるが、この世界特有の物質でできているらしく、未だ塔を傷付ける事ができた例は無い。
またこの塔の下には水中に没している門があることも確認されている。
この塔を調べようとする『登頂者同盟』なる組織がある。彼らの最新の報告では、門の数は100万を越えているという。
別名『バブ=イルの塔』

そんな扉の塔をぐるり取り巻く茨の園が《扉の園》。
茨の迷路の間にずんと扉が刺さるように立っており、これらも別の世界と繋がっている。
全周約30km。門の塔を潜るサンロードリバーが《扉の園》を南北に分断している。
(2009/10/1)
 異世界と多重交錯世界を繋ぐ道。
 多重交錯世界側では大小の差異はあれ、同じデザインのアーチ型の扉となっているが、相手側世界ではその形態は多種多様である。
 未だ開かない扉も数え切れぬ程あり、繋がりを拒絶する世界があると考えられている。
 無機物だけの通過は不可能と言われているが、アンドロイドやゴーレムの中には通過可能な場合があることが知られており、一部の学者の中には『魂(意思)の有無が条件ではないか』と唱えている者も居る。
 ちなみに生物が伴う移動であれば無機物の通過も可能である。(馬車など)
 扉には3タイプあり『常時開放型』『定時開放型』『条件開放型』となる。
 常時開放型はいつでも好きな時に扉を開き、行き来できるタイプ。
 定時開放型は一定周期で開く時期と開かない時期が変わるタイプ。
 条件開放型はある条件を満たした時(星の位置や鍵となる物質を扉の前に用意する、儀式など)に開くタイプ。
 ほとんどは常時開放型だが、残る2タイプもいくつか確認されている。
 なお、定時開放型、条件開放型については多重交錯世界側で扉を固定すると開きっぱなしになる場合が多い。
 未だ開かない扉については理由は明確でない。
クロスロード
(2009/10/1)
 《扉の塔》、《扉の園》を中心に作られた異世界からの来訪者達の町。
 大河サンロードリバーを挟んで北側をケイオスタウン、南側をロウタウンと称する。
 ほぼ円形に広がっており、中央にニュートラルロードと名付けられた大道が通っている。
 ケイオスタウンには魔属性よりの来訪者が、ロウタウンには聖属性よりの来訪者が居を構える傾向にある。
 人口は約10万人。70%前後が『探索者』と呼ばれる戦闘能力を有した者と言われている。
 成立は新暦1年1の月。
ニュートラルロード
(2009/10/8)
 クロスロードを南北に割る大道。
 道幅30mほどもあり、中央にはレトロな(見る人によってはオーバーテクノロジーだが)路面電車が走っている。
 ニュートラルロードは《扉の園》直前で左右に分かれ、
 サンロードリバーには東側はウッドブリッジ、西側はストーンブリッジという全長3kmにもなる大きな橋が掛かっている。
 ちなみにこの2つの橋は高位の精霊術者が術で作り上げたとされているが詳細は不明である。
 路面はアスファルトで舗装されており、自動車等の駆動機での走行は可能だが、
 自動車を知らない来訪者も多い事から、特区法にて30km/h制限となっている。
 (街中で駆動機を使うのは、物流(輸送)に携わる人くらいでしょう)

 ニュートラルロードの両脇には商店が多く賑わっている。
 明け方から9時の鐘までは朝市が開かれており、道に屋台や露店が並ぶ。
 そこでは朝食を取ったり探索の準備をする姿を見る事ができるだろう。
 今ではニュートラルロードに面した土地は一等地とされており、不動産業を営む人も出始めている。
サンロードリバー
(2009/10/1)
 東から西へクロスロードを二分するように流れる大河。
 その流れが太陽と同じなのでこの名前がついている。
 川幅は約3km。南北のニュートラルロードを繋ぐ二つの橋が架かっている。
 橋から離れたところには渡し守(船や乗竜など)を利用する。
 水は淡水で、流れは比較的緩やか。
 水源となっているため《扉の塔》東側での汚染行為、遊泳などは禁止されている。
 一方で西側では水遊びが許されており、夏場には多くの人で賑わう。
 最も深いところでは水深数百メートルあるので水遊びの際には注意が必要。
 最近魚の放流を行っているが、水中を住処にする来訪者の棲家にもなっているため、釣りや漁が出来る区域は決まっている。
 西側の水底にはアクアエリアと呼ばれる魚人の居住区画がある。
来訪者
(2009/10/1)
 多重交錯世界に訪れた者を指す言葉。
 詳しくは3種類に分かれており
 【探索者】戦闘能力を有しており、街の外に探索に出たり街の中のトラブルを解決する役目を担う。
 【住民】商業権を有しており、街の中で商売を行う。
 【行者】多重交錯世界と異世界を行き来する貿易商人。
 となっている。
管理組合
(2010/10/17)
 『開かれた日』から約二年後の前暦1年12の月に取り交わされた『門前会談』により発足した組織。
 様々な思索の果てに「クロスロードを管理、維持する組織」「探索者の行動を正しく評価し、賞金を支給する組織」となっている。
 ちなみに管理組合の成立した翌月から新暦という暦も施行している。
 同時に管理組合はクロスロードのインフラを統括管理しており、上下水道やPBシステム、CRCのとりまとめも行っている。
 現状ではどこの世界にも染まっていないと言われており、組合長は原則不在。4人の副組合長の合意により運営されているとしているが、その詳細は不明。
 大半の来訪者は現状公平公立に運営されているとして、特に気にせずに生活している。
 モットーは「管理すれど統治せず」
パーソナル・ブレスレッド(PB)
(2010/10/17)
 クロスロードの住民票兼財布+外付け常識装置。
 基本はブレスレッドの形をしており、通称『PB』。
 カスタムを依頼すればいくらかの手数料で形を変えてくれる(イヤリングとか首輪とか)。
 装着者の質問にテレパシー的何かで応じてくれる。
 クロスロード内では特区法が制定されている地域もあるためPBのサポートは必須である。
 特殊な個人認証システムが組み込まれており、他人はおろかクローンでも支給された者以外の使用は出来ない。
 貿易などで一時的にこの世界に訪れた者にも一時貸与され、その時の貸与料が関税と入市税代わりになっている。

主な機能
・お財布(CRC管理)
・クロスロードガイド
・街角案内(地図)
・時計
・特区法警告
・神域・魔域警告
・賞金・依頼案内
クロスロードチップ(CRC)
(2009/10/1)
 クロスロードで使われるお金。通称『チップ』
 金額を言う際には1000C(シー)と称される場合が多い。
 貨幣としては存在せずPBで管理されるデータマネーである。
 支払いはPBを近付けて同意すれば支払い処理がされる。

(大体日本円の1円=1C くらいと思っていただければOK)
怪物
(2010/10/17)
 クロスロードを襲撃する敵の総称。
 姿形には統一性が無いが、言葉が通じず攻撃的であることは一致している。
 様々な世界の者が見覚えのあるとするバケモノも混じっていることから、
 怪物を呼び込んでいるもう一つの《扉の塔》がどこかにあるのではないかと囁かれている。
 クロスロードも度々襲撃される事から、農耕地が作れない理由の一端となっている。
 従って市街防衛は探索者のライフワークの1つとなっている。
クロスロード自治法
(2010/10/17)
 クロスロードには基本的に法律は存在しない。
 しかしこの特殊な町を運営するに当たり、管理組合から発布された『お願い』の事を自治法と呼ぶ。
 この中身は
 『クロスロードでは穏便かつ平穏無事に過ごしてください』
 の一文だけである。
 違反罰則も無いため、何をしようと罪に問われる事は無い。
 しかし管理組合に『賞金を設定できる』権限があることから、
 一般的に犯罪行為と思われる行為に対して賞金首に指定されるという事実上の罰則が適用される。
 被害を受けた来訪者が管理組合に被害届けを出すと、その内容に応じて賞金を設定される。
 適用されるのは『クロスロードの管理、運営に支障を来す行為』に対してと言われているが、詳細は不明。
 賞金首に設定された者は期限内に賞金相当の罰金を支払う必要があり、
 支払が無い場合、正式に賞金首として依頼が発行される事になる。

 正式な法律発布を求める声もあるが、ヴァンパイアやサキュバスなどの種族も暮らしており、安易な法律の制定が出来ない状態なのである。
 従ってクロスロードでは『自己保身』が基本である。
 しかしそれでは戦闘能力の無い者が生きていけないため、『特区法』が別途制定されている。
特区法
(2009/10/1)
 一定区画に限り自己保身を代行してもらう事のできる法律。
 この法律に違反し警告に応じなかった場合、賞金の試行を待たずに撃退行為を行うことが可能になる。
 条件や時間制限がある事が多い。

・市場特区
 市場(商店)の開催時間に限り、特区内のトラブル対応に代役を立てることが許される

・安眠特区
 ロウタウンの一部にあり、夜間のトラブルに対し代役を立てることが許される
 ケイオスタウンでは逆に昼間に同じ特区が発生する。闇や日光に弱い種族を守るものである。

・ニュートラルロード特区
 ニュートラルロードでは対怪物を除く全ての戦闘行為を禁止している。
 またニュートラルロードでは駆動機械の制限速度が30km/hとなっている。
 この特区は管理組合制定のため、違反者には即座に管理組合から賞金が設定される場合が多い。

 クロスロードの治安は良好と言えない。
 しかし治安組織の設立は独善を生む危険性があるため特区を制定し、
 特区内に限り独自の治安維持を行っているのが現状である。
 PBには特区法区画に踏み込みそうになった場合、また特区法に抵触する場合に警告を発する機能が備わっている。
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